過度な疲労やストレスが原因で、耳が聞こえにくくなることがあります。
ストレスで耳が聞こえにくくなる難聴を「心因性難聴」、「ストレス難聴」などと言います。

心因性難聴は年齢に関係なく発症する難聴ですが、女性に多いと言われています。
本人は聞こえにくいと感じているものの、検査しても耳には何の異常も見られないことが多く、耳が聞こえにくい原因が分かりません。

耳が聞こえにくくなる場合、聴覚に関連する外耳、中耳、内耳、蝸牛(かぎゅう)神経、脳幹のいずれかの障害が原因となることが多いのですが、そのような障害がまったく見受けられません。
ところが聴力検査結果で異常が見られます。

病気や薬の服用など、耳が聞こえにくくなる原因に心当たりがなく、検査によっても分からない場合は、心因性難聴だと診断されることが多いでしょう。

このような心因性難聴は、片耳だけに起きるのではなく、両耳が同時に聞こえにくくなるという特徴があります。
女性や子供に多く見受けられ、特に子供の場合は、学校や家庭におけるストレスが原因と考えられます。

検査で障害が見受けられないことから、子供の場合は仮病と疑われる場合もありますが、仮病とは違います。
意図的に難聴を装った結果起こる難聴は「詐聴」と呼ばれています。